
【少年野球ダイジェスト】日本一に導く練習法!「剛速球対策」と「守備の極意」に迫る(’25 9/2)
本日の注目テーマは「勝利を掴むための技術と、持続可能なチーム運営」。日本一を達成したチームの練習法から、部員激増を叶えた秘策まで、少年野球の保護者・指導者の皆様に役立つ情報をお届けします。
・体感140キロを打ち崩せ!日本一チームが実践した「近距離マシン打撃」
(参考:First-Pitch - バッティング)
中学硬式野球5リーグの全国王者が激突する「3rdエイジェックカップ」で、初優勝を飾った東海中央ボーイズの竹脇賢二監督が、全国大会を勝ち抜くための練習法を明かしています。打撃練習では、体感140キロを超える本格派投手に備え、ベースを5メートルほど前に出してマシン打撃を行う「近距離練習」を実施。これにより、打球の「角度に慣れる」ことと、タイミングを早めに取る感覚を養っているとのこと。また、バットを指2本分短く持ち、初球からフルスイングさせる指導も徹底し、ミート力向上を追求。これらの明確なプランと対策が、チームの日本一につながったと語っています。
・【動画で確認】全年代共通!WEEK-8 コース別スイング習得ドリル
・ミスを恐れず上達!元プロが語る"フライ後逸"を防ぐ「ワンバウンド捕球」
(参考:First-Pitch - ディフェンス)
近鉄、オリックス、ヤクルトで活躍し、ゴールデン・グラブ賞を4度受賞した坂口智隆氏が、フライ捕球の上達法について解説しています。特に、野球初心者や小学生に多い"バンザイ"による後逸を防ぐため、まずは「ワンバウンドで捕る」練習を推奨。意図的にワンバウンド捕球を繰り返すことで、打球の後ろから入る習慣が身につくといいます。この追い方は、タッチアップで走者を刺す際に勢いのある送球をするためにも重要とのこと。指導者に対しては、練習でワンバウンド捕球をしても怒らず、段階的な上達を見守ることが大切だと伝えています。
・敗戦が選手を変えた!勝利への「執着心」を育むミーティングの力
(参考:First-Pitch - 指導方法)
「ジャビットカップチャンピオン大会2025」でベスト8に進出した和泉少年野球チーム(東京都)の河本喜善監督が、選手たちの成長のきっかけを語っています。全校児童が少ない和泉小学校に通う選手たちを率いる同チームは、漠然と野球に取り組む傾向があったものの、5月の「全日本学童軟式野球大会東京都予選大会」での初戦敗退が転機に。6点リードから逆転負けを喫した衝撃の敗戦後、監督は選手全員を自宅に招き、自発的な目標設定を促すミーティングを実施しました。監督からの提案ではなく、選手自身が「勝ちたい」という言葉を口にするまで2時間かけ、その結果、練習への取り組みが大きく変わったと語られています。
・廃部危機から部員40人へ!チームを救った「SNS」と「保護者負担軽減」
(参考:First-Pitch - 指導方法)
茨城県の嘉田生野球スポーツ少年団は、2度の廃部危機を乗り越え、現在は約40人の部員を抱えるチームに成長しました。その成功の要因の一つとして、Instagramの活用が挙げられています。特に、入団を検討する低学年の保護者のために、上級生と下級生でアカウントを分け、練習風景や休息、イベントなど下級生の日常を発信することで安心感を与えたそうです。また、保護者には練習や試合への参加を強制せず、自主的な参加を促すことで、負担軽減も図っています。現在の谷中俊介監督は、以前の厳しい指導法から、子どもを褒めて伸ばす方針に転換したことも、保護者の信頼獲得に繋がったと振り返っています。
編集部のコメント
チームや選手が成長するヒントは、日々の練習や運営の工夫の中に隠されています
関連動画
・【参加無料】全国制覇チーム監督陣の指導法が学べる5日間!日本一の指導者サミット2025に今すぐ申込
・オリックス・森友哉も実践 ケガ予防、投打が飛躍的に伸びる「身体機能向上プログラム」/久米健夫
・MAX155キロの指導者監修 年代別|好投手育成プログラム/NEOLAB