【少年野球ダイジェスト】肩・肘の故障を防ぐ新常識!投球フォームを劇的に改善する「ジャンプドリル」(’25 8/28)

【少年野球ダイジェスト】肩・肘の故障を防ぐ新常識!投球フォームを劇的に改善する「ジャンプドリル」(’25 8/28)

本日の注目テーマは「次世代の選手を育む視点と新しい価値」。元プロ野球選手の技術論から、勝敗だけではない野球の醍醐味を伝える新たな取り組みまで、少年野球の指導者や保護者の皆様に役立つ情報をお届けします。

 

・肩・肘の故障を防ぐ新常識!投球フォームを劇的に改善する「ジャンプドリル」

(参考:First-Pitch - ピッチング

野球を始めたばかりの子どもや小学生などに多い「インステップ」は、体の回転を妨げ、肩や肘に負担をかけ、怪我につながるリスクがあります。この問題を改善するために、トレーニングコーチの塩多雅矢氏が推奨するのが、ボールを使わない「ジャンプドリル」です。このドリルは、片膝立ちから投げる方向へ体全体を向けてジャンプし、両足で着地する動作を繰り返すことで、正しいステップと体の使い方を身につけることを目指します。ジャンプする際に体をかがめないことが重要であり、このトレーニングが基本の投球動作の習得に繋がると説明されています。

 

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・野球界のレジェンド、王貞治が少年野球に熱視線!未来を育む指導法に太鼓判

(参考:First-Pitch - コーチング術

野球界のレジェンド、王貞治氏が、野球振興のために設立した「球心会」の代表として、群馬県桐生市の「球都桐生ウィーク2025」を視察しました。廃校跡地に作られた「球都桐生野球ラボ」では、プロでも珍しい高性能な機器が揃っていることに感嘆し、「日本の少年野球のお手本になる」と高く評価しました。また、野球教室で指導者に言われるだけでなく、自ら考えて練習に取り組む中学生たちの姿に「目がギラギラしている」と感銘を受けたといいます。さらに、自身が早実高1年時に桐生高と対戦した際のスコアシートを発見し、当時の思い出に浸りました。

 

・不調を脱出した中学球児の決断!「低重心」フォームが全国制覇を呼んだ

(参考:First-Pitch - バッティング

中学硬式野球の強豪、世田谷西リトルシニアの浅田宋次朗選手は、「棒立ち」のような構え方で不振に陥っていました。監督からの指摘を受け、太ももに負荷をかける「低重心」の構えに修正。これが功を奏し、ジャイアンツカップでは打率.455を記録し、チームの全国3冠達成に大きく貢献しました。特に、準々決勝の北摂リトルシニア戦では、監督から注意を受けた直後の打席で逆転の2点三塁打を放ち、チームを勝利に導く活躍を見せました。また、自宅近くの公園で弟たちとシャトル打ちを日課にするなど、日々の自主練習も欠かさない努力家の一面も紹介されています。

 

・勝利だけがすべてじゃない!「大会に出ない」選択が少年野球の未来を拓く

(参考:First-Pitch - コーチング術

全国で学童野球チームが減少傾向にある中、所属する連盟や大会に縛られず、子どもが野球を楽しむことを優先するチームが増えています。2008年、東京都軟式野球連盟は大会に出場できないチームの子どもたちのために、「準加盟」制度を新設して、大会参加の道を作りました。一方、どの連盟にも属さず、「大会に出ない」ことを活動の柱にしているチームもあります。座間ひまわり野球倶楽部がその一例で、主宰者は勝敗よりも野球を楽しむことや選手全員に均等な出場機会を与えることを大切にしています。SNSを通じて他のチームと交流し、練習試合を組むなど、新しいチーム運営の形が広まっています。

 

編集部のコメント

日々の練習や試合を振り返る時、見えない工夫や意図に気づくことが、チームと子どもの成長を一段階引き上げる鍵になります。

 

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