
【少年野球ダイジェスト】名将の教え、新たな挑戦。勝利だけではない少年野球の「考える力」(’25 8/21)
本日の注目テーマは「成長を促す指導者の視点とチームの成長」。指導者や環境の変化に直面しながらも、結果を残したチームや、子どもの可能性を引き出す新しい指導法についてお伝えします。
・名将の教えを受け継ぎ、激動の1年を乗り越えた上一色中学校の軌跡
(参考:First-Pitch - Coaching-methods)
公立中学の軟式野球部、上一色中学校が指導者の逝去と新入部員の激減という困難に直面しながらも、奮闘した1年間が紹介されています。名将として知られた西尾弘幸監督が亡くなるという大きな出来事があったものの、選手たちは「先生がいないから負けたとは言われたくない」という強い思いで団結。その結果、全国大会でベスト8という成績を収めました。西山博城新監督は対話を重視し、選手を導き、昆野央宙主将は「本当に成長できた」と語るなど、勝利だけでなく困難に打ち勝った成長が強調されています。
・【動画 見逃し配信】宮城仙北ボーイズ「好投手育成の秘訣」 コメンテーター青森山田リトルシニア監督
・強豪を打ち破った「考える力」!新潟の旭スポーツ少年団が掴んだ全国ベスト4
(参考:First-Pitch - Coaching-methods)
高円宮賜杯マクドナルド・トーナメントに初出場した新潟県の旭スポーツ少年団が、ベスト4という好成績を残しました。高畑哲也監督は、選手に「意味を考える練習」を課し、ただ練習をこなすのではなく、目的を考えさせることで本番での実力発揮を促しました。チームのスタイルである「守備でリズムを作り、攻撃につなげる」を体現し、強豪を相手に粘り強い戦いを披露。敗戦後、涙を流す選手たちに対し、監督は「ありがとう」と感謝を伝え、小学生年代で培った「考える力」が今後の財産になると語っています。
・「まだ早い」は子どもの可能性を摘む、野球講演家が提唱する新・指導論
(参考:First-Pitch - Coaching-methods)
野球講演家の年中夢球氏が、少年野球の指導における「まだ早い」という考え方に警鐘を鳴らしています。子どもの成長は学年や年齢ではなく、個々の能力に応じた指導が重要だと強調。例えば、低学年でもグラブトスができるなら、どんどん挑戦させるべきだと述べています。指導者や保護者が「引き出し」を多く持ち、一つ上のステージを先取りして学ぶことで、子ども一人ひとりの技術的な成長を最大限に引き出すことができると説いています。
・チーム一丸となって掴んだ初優勝!木更津リトルシニア、マリーンズカップ制覇
(参考:First-Pitch - Remarkable-teams)
千葉ロッテマリーンズが主催する中学硬式野球大会「マリーンズカップ2025」で、木更津リトルシニアが東葛飾ボーイズを8-1で破り、初の頂点に輝きました。創立40年以上の歴史を持つチームの初優勝は、個々の能力の高さだけでなく、主将の両角泰知選手がコメントしたように、全員がそれぞれの役割を全うした結果だと紹介されています。
編集部のコメント
今日の記事を通じて、野球の技術向上だけでなく、人間的な成長やチームワークの大切さも改めて感じます。
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