
【少年野球ダイジェスト】北国のハンデを強みに変えた、あるチームの挑戦と躍進の秘密(’25 8/20)
本日の注目テーマは「指導者が直面する新たな課題と、それを乗り越えるためのヒント」。猛暑対策や地域の特性など、さまざまな逆境を力に変えて選手を育むチームや指導者の取り組みをご紹介します。
・グラウンドが使えないのは雪国の「運命」 冬の過酷練習で全国準Vを果たした旭川大雪ボーイズ
(参考:First-Pitch - 指導法)
中学硬式野球の日本一を決める「第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」で準優勝を果たした旭川大雪ボーイズが、その強さの秘密を明かしました。冬場に降り積もる雪でグラウンドが使えないというハンデを雪国の「運命」と捉え、11月から5か月間、倉庫などを利用して練習を継続しています。特に11月と12月は球を使わず、ジャンプや短距離ダッシュなど瞬発力を徹底的に鍛えるメニューが中心です。厳しい冬を乗り越えることで、選手たちは心身ともに強くなり、北国ならではの環境を強みに変え、全国の舞台で躍進を果たしたことが描かれています。
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・1試合に3度の"立ち上がり" 猛暑対策の「給水タイム」中断をどう生かすか
(参考:First-Pitch - 指導法)
「小学生の甲子園」と呼ばれる「高円宮賜杯 第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」では、猛暑対策として2回と4回終了後に給水タイムが設けられ、3回終了後のグラウンド整備と合わせ試合が3度中断しました。選手たちの健康を第一に考えたこの対策に対し、指導者たちは素晴らしいと評価しつつも、試合の流れやリズムが途切れることへの対応が重要だと感じています。特に投手は、試合の立ち上がりが3回あるという意識を持つことが大切で、この中断時間をどう使い、どう選手に声をかけるかが、勝敗を左右する鍵となることが語られています。
・屈辱の7失点から日本一へ!中学軟式V左腕が掴んだ"光る投球術"
(参考:First-Pitch - ピッチング)
中学軟式野球の日本一を決める「第42回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」で全国制覇を達成した投手が、その躍進の裏で経験した挫折とフォーム変更について語っています。作新学院中の亀山季哉(ときや)投手は、3月の大会で星稜中相手に5回7失点という屈辱を味わい、「このままではいけない」と監督や正捕手と共に、ゆったりとした新しい投球フォームに改造しました。その結果、決勝では、過去に苦戦した強打の打線を抑え込み、チームを勝利へと導きました。彼の投球術は、力任せに投げ込むのではなく、打者のタイミングを外す巧みな投球で日本一を手繰り寄せたことが紹介されています。
編集部のコメント
日常の練習や試合の風景の中に、選手やチームの成長を支える意外な工夫や逆境を乗り越えるヒントが隠されています。
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