
【少年野球ダイジェスト】球速アップは「体幹」から。遊び心で安全な野球を。全国の強豪に学ぶチーム作り(’25 8/10)
本日の注目テーマは「選手の安全と成長を両立させる指導」です。プロトレーナーが推奨するフィジカル強化法や、全国大会常連チームの監督が語る指導哲学まで、少年野球に関わるすべての方に役立つ情報をお届けします。
・プロトレーナー推奨!球速アップにつながる「捻り腕立て伏せ」
(参考:First-Pitch - ピッチング)
元MLBトレーナーの高島誠氏が、球速向上に効果的な「ローテーション・プッシュアップ」、通称「捻り腕立て伏せ」を紹介しています。このトレーニングは、従来の腕立て伏せに捻りの動作を加えることで、投球に必要な腕の筋力に加え、体幹や肩の柔軟性を同時に高めることができます。滑りやすい素材の上に手を置いて行うのがポイントで、背中を丸めることを意識することで、リリース時の力が伝わりやすくなり、球速アップにつながると解説しています。
・【人気動画】高島誠|140キロ超の直球を投げる技術習得「年代別・ピッチング上達ドリル」
・危険な「バット投げ」を防ぐ「入れたら1点」の魔法
(参考:First-Pitch - 指導法)
少年野球で危険な「バット投げ」を防ぐための画期的な指導法が紹介されています。それは、「入れたら1点」というルールを設けること。一塁へ走る動線上に置かれたカゴにバットを安全に入れることができれば得点が追加されるという仕組みです。ジャイアンツアカデミーでも採用されているこの方法は、「危ないからダメ」と叱るのではなく、「入れたら褒められる」という楽しさを通じて、子どもたちが安全なバットの扱い方を自然に身につけることを目的としています。
・全国大会常連・茎崎ファイターズの監督が語る「原点回帰」
(参考:学童野球メディア - 大会レポート)
茨城県代表として3年連続全国出場を決めた強豪チーム「茎崎ファイターズ」の強さの秘密に迫ります。吉田祐司監督は、過去2年間の全国大会での初戦敗退の悔しさから、伝統の堅守と繋ぐ攻撃という「原点回帰」の野球を再徹底しました。今年のチームは、県大会で5試合わずか2失点という安定感を見せ、中心選手はバットを長く持つなど、柔軟に変化も取り入れています。監督は、選手たちが「当たり前」のプレーを徹底する姿勢が、チームの強さにつながっていると語っています。
編集部のコメント
安全に楽しく野球ができる工夫と、日々の地道な練習が、子どもたちの成長とチームの勝利の土台となります。
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