|11/5公開予定|幼児・小学生の指導者へ今、考えるべき 「チーム運営と育成論」|辻正人×勝亦陽一
幼児・小学生年代に関わる指導者・保護者にとって欠かせない「心構え」をテーマに、特別企画が実現。それぞれの立場から少年野球を見つめ続けてきた二人のスペシャリストが、幼児・小学生の野球指導について語り合う。
創設から35年以上、多賀少年野球クラブを率いてきた辻正人監督は、「世界一楽しく、世界一強く」を掲げ、楽天・則本昂大投手をはじめ30名以上の甲子園球児を育成。これまでチームを3度の日本一に導いた実績を持つ、現場指導の第一線に立つ存在。
一方、東京農業大学の勝亦陽一教授は、子どもからプロまで幅広い年代を対象に、身体動作や発育発達を科学的に研究し続けてきた育成のスペシャリスト。スポーツ科学の視点をもとに、現場を支える理論と実証を積み重ねてきた。
本シリーズでは、「長時間練習は必要か?」「怒声や罵声は本当に必要か?」といった問いを出発点に、子どもたちが野球を楽しみながら成長していくために、指導者や保護者はどう関わるべきかを具体的に考えていく。異なる背景を持つ二人が語り合う内容は、現場で悩む指導者にとって大きなヒントになるだろう。
▼こんな悩みや課題を持つ人におすすめ
・幼児・小学生の指導を始めたばかりで、教え方に悩んでいる
・「楽しい野球」と「勝利」をどう両立させるかチーム運営に迷っている
・長時間練習や厳しい叱責に頼らない育成方法を学びたい
・子どもの発達段階に応じた関わり方を知りたい
・保護者との関わり方や心構えを見直したい
■プロフィール
辻正人(つじ・まさと)。1968年生まれ、滋賀県出身。中学から本格的に野球を始め、近江高では野球部に所属し三塁手として活躍。20歳の時、多賀少年野球クラブを創設。少年野球の2大大会である「マクドナルド・トーナメント」と「全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」で計3度の日本一へ導く。チームOBには、則本昂大投手(楽天)をはじめ、30人を超える甲子園球児がいる。「世界一楽しく、世界一強く」をモットーにした、勝利と育成の両輪を回す指導に、日本中の少年野球関係者から注目を集めている。
Instagram:https://www.instagram.com/masatotsuji30/
勝亦陽一(かつまた・よういち)。1979年生まれ、静岡県出身。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。早大スポーツ科学学術院、国立スポーツ科学センターを経て、2014年から東京農業大学に勤務。2022年4月から同大学応用生物科学部の教授。子どもからプロまで幅広くトレーニングや技術を指導し、各カテゴリーに必要なトレーニング方法や育成方法を研究する。小学4年生から野球を始め、早大では硬式野球部に所属。