1000本を超える動画、演者の引き出しの多さに驚き
結果を残す全国の指導者はどのような育成論を持っているのか? 徳島の野球塾「トレーニングスペース阿南」の代表を務める傍ら、学童野球・中野島スポーツ少年団でコーチを務める川田一裕さんは、自身のスキルアップのためTURNING POINTに加入した。今までになかった野球の“教科書”に出会い、指導者としての引き出しは増えたという。
――TURNING POINTの出会いは?
たまたまネットで検索していたら、小学生の指導というものがありました。よく見ると指導者についての考え方、指導法があり、それぞれの方の考えで引き出しがあった。その、引き出しの多さに惹かれました。
――学びになった点は?
捕手の方や監督の指導など、子どもたちに響く助言や指導の仕方。今までにない、求めていたものがTURNING POINTで見つけた。共感した。自分はプレーヤーとしては外野手だった。内野のことなどは何となく、深く分からなかった。打撃でも何となくではなく、納得いく説明で答えを出してあげられる。しっくりくる自分にあっている。子どもたちの指導を教えやすい
――実際に動画を視聴し変化はありましたか?
自分の経験上は伝えられるが、経験以外でも色々な方法があると。初めての場合はこんな感じなんだと。まずは自分が実験台となってみました。低学年に教えるには同じ感覚に近づくことが大事。子ども目線で。自分ができない感覚を知ることも必要だと。
――お気に入りの動画は?
高島誠さんの動画はよく見ていますね。ピッチング理論をかなり視聴する。ちょっとした意識で子どもたちが凄く変わる。そこを見つけてあげる。最近は体重移動ができない子が多いので。理想に近づけてあげて、気づきができた時には一気に成長しますね。試してみても即効性がある。
――子どもたちの反応は?
ハマる子はハマる。子どもはそのままの言葉を取り入れるので、伝え方は凄く大切にしている。身振り手振りでサポートしながら。少しずつでも進歩が見られる。変化が見られるのでやりがいがあります。ジムでもTURNING POINTの動画を流している。耳からも入るし、何かの気づきにもなる。休憩時間にも見ることができる。
■TURNING POINTと出会い「直感から確信に変わった」
――TURNING POINTを使う前は?
子ども目線は同じだが、自分の経験しか教えられなかった。不器用で(笑)。できないことも自分自身で分かる。子どもたちの気持ちも分かっていた。それがTURNING POINTで直感から確信に変わる。思っていたところはそこだったんだと。見る幅も広がった。野球なんですけど、最近は流派というか。自分に合う理論に当てはまったほうがいい。子どもたちにあった理論をブレンドしながら伝えている。
――いつからターニングポイントを利用?
1年以上前から使っています。FirstPitch(育成サイト)の記事からTURNING POINTを知った。初めは無料動画からスタートしました。ちょうどキャンペーンやっていて、年中夢球さんの指導者目線、保護者目線の考え方が刺さりました。そういった野球をみることも衝撃を受けた。野球の記事とは少し違った部分にも興味を惹かれた。
――年中夢球さんに共感を得た?
すごい熱意というか、弱いチームが意識改革して強くなっていく。改革には賛否あるが、やりきったストーリーがいいですよね。強いだけが全てではないが、勝負事なので。勝っての喜びはまた違うと思う。楽しいなりに効率よく勝てるチーム作り。変化を見て、速く対応していく。
――最初は無料会員からスタートし結果的に有料会員に移行
動画の本数が多いので、子どもたちに合ったものが見つかる。無料でも十分勉強にはなるが、有料会員にはその奥がある。自分のスキルアップのために。有料になっても選手に還元できるので、それ以上のものが詰まっている。
――動画をみる頻度は?
時間は決まっていないが、指導に必要な場面で視聴します。
――満足感は?
1000本近くあるので、自分自身の引き出しも増える。動画を見きれてない部分もあるぐらいです。
――他のコンテンツとの違い?
何を見てもいいが、その子どもに合うかどうか。偏ったものにならず取捨選択ができる。良いとこどりです。
――今後の展望を教えてください
上手くない子どもをどんどん野球界に送り出したい。スポーツが苦手な子にきっかけを作ってあげたい。手助けしたいですね。下手なので野球やらない、そういった子をサポートしていきたい。今の子どもたちは引きこもり、家でゲームする子が多いですよね。野球を含めた色々なスポーツの世界に送り込みたいです。