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【創設5年で部員約100名】なぜ選ばれる? “東京一楽しく、強く”を掲げるチームづくり【前編】

【創設5年で部員約100名】なぜ選ばれる? “東京一楽しく、強く”を掲げるチームづくり【前編】

2021年に東京・江戸川区で誕生した「城東ベースボールクラブ」。

創設から約5年で、未就学児を含め約100名が所属するチームへと成長しました。

「東京一楽しく、東京一強く。」

そのスローガンのもと、全日本軟式野球連盟(全軟連)への登録初年度から4年連続で東京都大会に出場。江戸川区では唯一の記録であり、2025年の全日本学童東京都予選ではベスト16、2026年はベスト8に進出しています。

多くの子どもたちが集まる理由は、勝利だけを追い求めるチームだからではありません。

森糸監督が目指しているのは、子どもたちが自分で考え、自分から野球に取り組める環境をつくることでした。

この記事でわかること

・創設5年で約100名が集まる理由
・子どもが自分から動く環境づくり
・辻監督との出会いがチームに与えた影響

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チーム概要

▲東京都江戸川区を拠点に活動する城東ベースボールクラブ

チーム名
城東ベースボールクラブ

創設年
2021年

部員数
約100名

活動場所
東京都江戸川区

活動日
平日(火・金)、土日、祝日
※学年によって異なる

代表者・監督
森糸 法文(もりいと・のりふみ)

プロフィール
1982年生まれ、北海道出身。2008年から少年野球の指導を始め、2021年に城東ベースボールクラブを設立。少年野球界が抱える課題を見つめ直し、「東京一楽しく、東京一強く」を掲げた新しいクラブづくりに取り組んでいる。

HP
https://joto-sports.org/

SNS
Instagramはこちら

※記載情報は2026年7月現在

「難しいスポーツ」だからこそ、探究心を育てたい

▲子どもが自分から野球に取り組める環境づくりを大切にしている

森糸監督は、チームづくりで最も大切にしている考え方について、こう話します。

「野球は非常に難しいスポーツです。」

相手投手との一対一の勝負。

成功より失敗の方が多い競技だからこそ、失敗を恐れず挑戦し続けること。

その中で、自分なりの答えを探すこと。

そうした探究心を育てることを何より大切にしているそうです。

そのため、指導者が答えを与え続けることはありません。

子ども自身が考え、チャレンジし、失敗しながら成長していく。

そんな環境づくりを目指しています。

子どもが自ら動く環境づくりを学ぶ

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「今日は何の練習なのか」を子どもに伝える

▲練習の目的を伝えることで、子ども自身が課題を考えられるようにする

城東ベースボールクラブでは、練習にも一つひとつ目的があります。

森糸監督は、

「今は投げる練習」
「今は捕る練習」
「今は打つ練習」

というように、その練習で何を身に付ける時間なのかを必ず子どもたちへ伝えているそうです。

目的が分かることで、子どもたち自身も

「今日は捕る練習をしたから、
明日は投げる練習をしよう」

そんな風に、自分で課題を考えられるようになります。

練習時間だけで完結するのではなく、自主練習にもつながるサイクルを意識した取り組みです。

出欠確認をしないチーム運営

城東ベースボールクラブには、一般的な少年野球チームとは少し違う特徴があります。

それが、出欠確認を行わないこと

さらに、習い事や家族の予定があれば、途中で帰ることもできます。

「土日、野球以外の習い事をしている子どもは約4割いる」

森糸監督はそう話します。

だからこそ、野球だけを優先させるのではなく、それぞれの家庭の生活を大切にしたい。

その考え方が、チーム運営にも反映されています。

家族が笑顔でいられることも大切にしたい

保護者からは、

「家族で過ごす時間が増えた」

という声も届いているそうです。

森糸監督自身も、家族があってこその少年野球だと考えています。

「家族が笑顔になることが一番。」

野球が原因で家庭の雰囲気が悪くなることは、決してあってはならない。

そんな思いを持ちながら、子どもだけでなく保護者も参加しやすいチームづくりを続けています。

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子どもが増えた理由は“環境”だった

現在、所属する約100名のうち、半数ほどは江戸川区内の子どもたち。

もう半数は、ホームページやSNSを見て入部した選手だそうです。

「特別なことをしているわけではありません」

森糸監督はそう話します。

ただ、参加しやすい環境を整え、子どもも保護者も安心して野球を続けられる仕組みを作ってきた結果、少しずつ仲間が増えていきました。

このチームづくりの原点には、一人の指導者との出会いがあった

しかし、城東ベースボールクラブの考え方は、最初から形になっていたわけではありません。

森糸監督自身、以前は違うチームで指導をしていました。

▲森糸監督のチームづくりに大きな影響を与えた多賀少年野球クラブ・辻正人監督

その転機となったのが、2018年に出会った多賀少年野球クラブ・辻正人監督でした。

最初は、

「どうすれば強くなるのか」

そんな思いで話を聞きに行ったと言います。

ところが、実際に多賀少年野球クラブへ足を運ぶと、目に入ってきたのは技術論ではありませんでした。

子どもたちが自分で考え、保護者も含めて主体的に行動している姿。

その文化に衝撃を受けたことが、現在のチームづくりにつながっています。

7月27日(月)21:00〜開催

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大人の関わり方

全国優勝3回・多賀少年野球クラブ 辻正人監督が、子どもが自ら成長する環境づくりについてお伝えします。

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後編予告

後編では、森糸監督が辻監督との出会いから実際に取り入れたこと、そしてチームに起きた変化についてご紹介します。

・監督が最初に変えたこと
・「明るい監督」を目指した理由
・辻監督から今も学び続けること

城東ベースボールクラブの現在につながる原点を、さらに深掘りしていきます。